潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎とは
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症とびらん(粘膜がただれる状態)が起こる慢性の炎症性腸疾患です。主に大腸の内側(粘膜層)に炎症が限局し、症状が再発と寛解を繰り返します。
潰瘍性大腸炎の確定診断までの期間
- 半年以内35
- 半年超〜1年30
- 1年以上〜5年25
- 5年以上10
潰瘍性大腸炎の確定診断までの期間には個人差があります。比較的早く診断される方もいますが、症状が長く続いてから診断される方も少なくありません。症状がある場合は、できるだけ早めに医療機関を受診することが大切です。早期診断・適切な治療開始は、症状のコントロールや生活の質向上につながります。
潰瘍性大腸炎の主な症状
症状は炎症の程度や範囲によって異なりますが、以下のような症状が特徴的です。
- 血便や粘血便
- 下痢や頻回の排便
- 腹痛や腹部の違和感
- 発熱や体重減少
- 全身倦怠感
潰瘍性大腸炎の原因・リスク要因
原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が関連していると考えられています。
- 自己免疫異常による腸粘膜の炎症
- 遺伝的素因
- 環境因子(ストレス、食生活の影響)
- 腸内細菌叢の変化
潰瘍性大腸炎の検査・診断方法
潰瘍性大腸炎の診断には、内視鏡検査を中心に、血液検査や画像検査などを組み合わせて総合的に評価します。症状だけでは他の腸疾患との区別が難しいため、精密な検査が重要です。
下部内視鏡検査(大腸カメラ)
炎症の分布や粘膜の状態を直接観察し、必要に応じて組織を採取して病理検査を行います。
血液検査・便検査
炎症の程度や貧血の有無、感染症との鑑別を行います。便中の炎症マーカー(カルプロテクチンなど)も参考になります。
診断の総合判断
症状・内視鏡所見・検査結果を総合して、潰瘍性大腸炎と他疾患(クローン病など)との鑑別を行います。
潰瘍性大腸炎の治療法
治療は症状のコントロールと再発防止を目的に行われます。
- 薬物療法(5-ASA製剤、ステロイド、免疫調節薬、生物学的製剤など)
- 栄養療法と食事管理
- 重症例や薬物療法が無効な場合は手術療法も検討される
- 定期的な内視鏡検査による病状の把握
潰瘍性大腸炎の予防と生活上の注意点
潰瘍性大腸炎の根本的な予防法はありませんが、症状の悪化を防ぐために以下の点に注意しましょう。
- 規則正しい生活と十分な休息をとる
- ストレスの軽減を心がける
- バランスの良い食事を心がける(刺激物やアルコールを控える)
- 医師の指示に従い薬を継続する
- 定期的な検査を受ける
潰瘍性大腸炎に関するよくあるご質問
潰瘍性大腸炎は完治しますか?
現在のところ完治は難しいとされていますが、適切な治療により症状をコントロールし、寛解状態を長期間維持することが可能です。
潰瘍性大腸炎の症状にはどんなものがありますか?
刺激物や脂っこい食事は避け、消化に良いバランスのとれた食事を心がけることが大切です。症状により個人差があるため、医師や栄養士に相談してください。
潰瘍性大腸炎はどのように治療しますか?
薬の副作用は種類によって異なります。副作用を感じた場合は速やかに医師に相談し、適切な対処を行います。
潰瘍性大腸炎の食事で気をつけるポイントは?
刺激物(香辛料・アルコール・カフェイン)や脂っこい食事は控え、消化に良い食品を中心にバランスよく摂ることが大切です。症状や個人差によって適した食事は異なるため、医師や管理栄養士に相談して食事内容を調整しましょう。
潰瘍性大腸炎の薬の副作用は何がありますか?
主に5-ASA製剤、ステロイド、免疫抑制剤などの薬で、下痢・吐き気・肝機能異常・感染症のリスクなどが報告されています。副作用を感じた場合は自己判断せず、速やかに医師に相談し、症状に応じた対処や薬の調整を行うことが重要です。
