胃アニサキス症
胃アニサキス症とは
胃アニサキス症は、魚介類に寄生するアニサキスという寄生虫の幼虫が胃の粘膜に侵入して起こる急性の胃腸炎です。生の魚や加熱不十分な魚介類を摂取することで感染します。症状は激しい腹痛を伴うことが多く、早急な診断と対応が必要です。
胃アニサキス症の主な原因
- 生の魚介類摂取85
- 加熱不十分な魚介類10
- その他5
胃アニサキス症の主な原因は、生の魚介類の摂取で約85%を占めます。刺身や寿司など生食文化と関連が深く、加熱不足の魚介類やその他の要因も一部関与します。
胃アニサキス症の主な症状
胃アニサキス症の症状は感染後数時間以内に急激に発症することが多いです。主な症状は以下の通りです。
- 激しい腹痛(特にみぞおち周辺)
- 吐き気・嘔吐
- 発熱(軽度の場合が多い)
- 食欲不振
胃アニサキス症の原因・リスク要因
胃アニサキス症は主に生の魚介類の摂取が原因ですが、特に以下のリスク要因があります。
- 新鮮でない魚介類の生食
- 十分な加熱・冷凍処理をしていない魚介類
- 鮮魚の保存方法が不適切
- アニサキスが寄生しやすい魚種(サバ、イカ、サケなど)を多く食べること
胃アニサキス症の検査・診断方法
胃アニサキス症の診断には、内視鏡検査が非常に有効です。食後数時間以内に激しい腹痛が出現し、アニサキス感染が疑われる場合には、速やかに内視鏡で胃内を確認します。内視鏡によって虫体を直接確認・摘出できるため、診断と同時に治療も可能です。
上部内視鏡検査(胃カメラ)
胃内に侵入したアニサキス幼虫を直接確認し、鉗子で除去します。即時の痛みの軽減が期待できます。
問診・食歴の確認
生魚(特にアジ・サバ・イカなど)の摂取歴や、発症までの時間経過などを詳しくお伺いします。
血液検査
白血球数や好酸球の上昇、炎症反応(CRPなど)を確認します。
胃アニサキス症の治療法
治療は内視鏡での幼虫除去が基本です。症状に応じて痛み止めや抗炎症薬を使います。
- 内視鏡によるアニサキス幼虫の摘出
- 痛み止めの投与
- 必要に応じて抗炎症薬の使用
- 症状が重い場合は入院管理が必要になることもあります
胃アニサキス症の予防と再発防止
予防は生魚介類の適切な処理と管理が重要です。
- 魚介類を十分に加熱または-20℃以下で48時間以上冷凍する
- 信頼できる鮮魚店や飲食店を利用する
- 生魚を扱う際は衛生管理を徹底する
- アニサキスの寄生が多い魚種には注意する
胃アニサキス症に関するよくあるご質問
胃アニサキス症はどのくらいで治りますか?
内視鏡でアニサキスの幼虫を取り除けば、通常は数日以内に症状が軽減します。症状が強い場合やアレルギー反応がある場合は、医師の指示に従った治療が必要です。
胃アニサキス症の症状にはどんなものがありますか?
急な上腹部痛、吐き気、嘔吐、時に発熱やアレルギー症状が現れることがあります。食後数時間以内に症状が出ることが多く、刺身や生魚を食べた直後の痛みが特徴です。
加熱すればアニサキスは安全ですか?
はい、中心温度が75℃以上になるまで加熱するか、-20℃以下で24時間以上冷凍することでアニサキスは死滅します。十分な加熱・冷凍処理を行えば安全に食べられます。
アニサキスはどの魚に多いですか?
サバ、イカ、サケ、カツオ、アジなどの魚に多く寄生します。特に内臓や腹部の筋肉に幼虫がいることが多いため、注意が必要です。
胃アニサキス症を予防するにはどうしたら良いですか?
生食する場合は新鮮な魚を選び、可能であれば冷凍処理や十分な加熱を行いましょう。また、内臓は生で食べずに速やかに取り除くことも予防につながります。
