大腸ポリープ
大腸ポリープとは
大腸ポリープは、大腸の内側の粘膜から隆起した小さなできもの(腫瘍)を指します。多くは良性ですが、中にはがん化する可能性があるため早期発見と適切な処置が重要です。
大腸ポリープの種類割合
- 過形成性ポリープ50
- 腺腫性ポリープ40
- 炎症性ポリープ10
大腸ポリープにはいくつかの種類があり、最も多いのは過形成性ポリープです。腺腫性ポリープは将来的にがん化するリスクがあるため、早期発見と適切な対処が重要です。炎症性ポリープは比較的まれですが、経過観察が推奨されます。
大腸ポリープの主な症状
大腸ポリープは初期には無症状のことが多く、自覚症状がほとんどありません。症状が出る場合は以下のようなものがあります。
- 便潜血(血便が目に見えない場合も多い)
- 便秘や下痢の変化
- 腹痛や不快感
- ポリープが大きくなると出血や腸閉塞を起こすこともある
大腸ポリープの原因・リスク要因
大腸ポリープの発生にはいくつかの要因が関与しています。
- 加齢(特に50歳以上で増加)
- 遺伝的要因(家族歴)
- 食生活(高脂肪・低繊維食)
- 肥満や喫煙、飲酒
- 慢性炎症性腸疾患の既往
大腸ポリープの検査・診断方法
大腸ポリープの早期発見には、大腸内視鏡検査が最も信頼性の高い方法です。自覚症状が現れる前に、定期的な検査を行うことで、早期のポリープやがんを発見・治療することが可能です。当院では症状の有無にかかわらず、予防的な観点からの内視鏡検査を推奨しています。
下部内視鏡検査(大腸カメラ)
大腸全体を観察し、ポリープや腫瘍を早期に発見します。必要に応じてその場で組織採取やポリープ切除を行います。
便潜血検査
便に混じった微量な血液を検出するスクリーニング検査で、定期的な実施により早期発見につながります。
問診および症状評価
便通異常や血便の有無、家族歴などをもとに、検査の必要性を判断します。
大腸ポリープの治療法
大腸ポリープは内視鏡的に切除することが一般的です。治療法はポリープの大きさや種類によって異なります。
- 内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)
- 組織検査による良悪性の判定
- がん化リスクのある場合は追加治療の検討
大腸ポリープの予防と再発防止
生活習慣の改善と定期検査が重要です。
- 食物繊維を多く含むバランスの良い食事
- 適度な運動と体重管理
- 禁煙・節酒
- 定期的な大腸内視鏡検査の受診
大腸ポリープに関するよくあるご質問
大腸ポリープは放置しても大丈夫ですか?
良性のポリープでもサイズが大きくなるとがん化リスクがあります。症状がなくても、医師の診断に基づき適切に切除や経過観察を行うことが重要です。
大腸ポリープを切除したら再発しますか?
ポリープは再発する可能性があります。切除後も定期的な内視鏡検査で早期に発見・対応することが大切です。
大腸ポリープにはどんな症状がありますか?
小さなポリープでは症状がほとんどありませんが、大きくなると腹痛、便潜血、便秘や下痢などが起こることがあります。出血がある場合は血便として確認されることもあります。
大腸ポリープはどのように検査・診断しますか?
大腸内視鏡(大腸カメラ)が最も有効です。便潜血検査で発見されることもありますが、正確な位置や形状、病理診断のためには内視鏡検査が必要です。
大腸ポリープを予防する方法はありますか?
生活習慣の改善が予防に役立ちます。食物繊維を多く摂る、飲酒や喫煙を控える、規則正しい生活を心がけることが推奨されます。また、定期的な検査で早期に発見することも重要です。
