大腸がん
大腸がんとは
大腸がんは、大腸(結腸および直腸)に発生する悪性腫瘍で、日本においても罹患率が高いがんの一つです。早期発見と適切な治療が生存率向上に繋がります。
大腸がんの発生部位割合
- 結腸(右側)35
- 結腸(左側)40
- 直腸25
大腸がんは左側結腸に最も多く発生し、次いで右側結腸、直腸の順となります。部位によって症状や進行速度が異なるため、早期発見のための定期検診や注意が重要です。
大腸がんの主な症状
初期の大腸がんは症状がほとんどないことが多いですが、進行すると以下のような症状が現れることがあります。
- 便潜血(血便)
- 便通の変化(便秘や下痢の繰り返し)
- 腹痛や腹部の不快感
- 体重減少や倦怠感
- 貧血症状(顔色不良、疲れやすさ)
大腸がんの原因・リスク要因
大腸がんの発生には以下のようなリスク要因があります。
- 加齢(50歳以上でリスク上昇)
- 腺腫性ポリープの存在
- 家族歴や遺伝的素因
- 食生活(高脂肪・低繊維食、赤肉の多量摂取)
- 喫煙や過度の飲酒
- 肥満や運動不足
- 炎症性腸疾患の既往(潰瘍性大腸炎など)
大腸がんの検査・診断方法
大腸がんの正確な診断には、内視鏡検査を中心に、画像検査や血液検査を組み合わせて総合的に評価します。疑わしい症状がある場合や便潜血検査で陽性となった場合には、速やかに精密検査を受けることが重要です。
下部内視鏡検査(大腸カメラ)
大腸粘膜を直接観察し、ポリープやがん病変を発見します。必要に応じて組織を採取して病理検査を行います。
便潜血検査
大腸がんのスクリーニングに用いられ、微量な出血を検出します。定期検査として重要です。
血液検査(腫瘍マーカー)
CEAやCA19-9などの腫瘍マーカーを測定し、補助的に診断や治療効果の判定に用います。
大腸がんの治療法
治療法はがんの進行度や患者様の全身状態に応じて選択されます。
- 内視鏡的切除(早期がんの場合)
- 外科的手術(進行がんの場合)
- 化学療法(抗がん剤治療)
- 放射線療法(特に直腸がんで用いられることが多い)
大腸がんの予防法と早期発見の重要性
大腸がんは早期発見で治療効果が高まるため、定期的な検診が大切です。
- 定期的な便潜血検査や大腸内視鏡検査の受診
- バランスの取れた食生活(食物繊維豊富な野菜・果物の摂取)
- 禁煙・節酒・適度な運動
- 肥満予防と体重管理
大腸がんに関するよくあるご質問
大腸がんの早期発見はなぜ重要ですか?
早期に発見できれば、内視鏡的切除などの体への負担が少ない治療も可能で、治癒率も大きく高まります。症状が出る前の段階で見つけることが、最も効果的な治療につながります。
大腸がんは遺伝しますか?
家族に大腸がんの既往がある場合はリスクが高くなりますが、必ず発症するわけではありません。家族歴がある方は、定期的な検査で早期発見を心がけることが推奨されます。
大腸がんの症状にはどんなものがありますか?
初期は自覚症状がほとんどないことが多いですが、進行すると血便、便通異常、腹痛、体重減少、貧血などが現れることがあります。早期発見には定期的な検査が重要です。
大腸がんはどのように検査しますか?
大腸内視鏡(大腸カメラ)が最も有効です。検査中の痛みは個人差がありますが、鎮静剤を用いることでできる限り苦痛を軽減できます。便潜血検査も簡便なスクリーニングとして有用です。
大腸がんの治療法にはどんなものがありますか?
治療はがんの進行度によって異なり、早期であれば内視鏡的切除、進行例では手術や化学療法、放射線治療が行われます。早期発見により、体への負担が少ない治療で完治を目指すことが可能です。
